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日本の壁は、木舞という木と竹を格子状に編んだものが壁の芯になります。 その格子状の部分に藁を混ぜた粘土状の土を塗り込み、「あらかべ」という 壁の下地を作ります。更にその上に、斑直し(むらなおし)、中塗りを施して、 最後に仕上げの上塗りを塗ります。上塗りの最高の仕上げは、漆喰(しっくい)の 磨き壁であり、大津磨きという技法は、その磨き壁の代表的なものです。 この作品は、その壁塗りの行程を表し、最後に大津磨きの赤色を施してあります。
日本には、竹が多く、竹藪の佇まいは純日本的なイメージとして捉えられます。 特に京都の嵯峨野の竹林は有名ですが、土と竹が織りなす風景をデザインした 作品が「嵯峨野」です。
日本家屋の壁は、通常、壁の模様替え(塗り替え)の時には、前に塗ってある 壁を落としてから新しく塗りますが、そのまま上に塗り重ねていく事も時々 見受けられます。その場合、壁に穴が空くと、前に塗った壁の色が、まるで 十二単のように、着重ねた衣のように見える事をデザイン化したのが、 「加賀衣」という作品です。
日本の玩具「風車」をイメージした作品です。一度、土を塗り付け、風車の模様を 筋彫りし後で、違う色の土を溝に塗り込み、最後に掻き落とすという大変、手間の かかる技法を使っています。
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