事業内容

仕上げの専門集団

全国でもトップクラスの左官工事請負業です。
ビルの床や階段など建物の骨格を形成する部分から、建物を美しく見せる装飾的な仕上げまで、
さまざまな工事を請け負っています。伝統的な技法に新しい技術や素材を取り入れ、
数十年後、数百年後にも機能的かつ美しく残せるよう、
仕上げの専門集団として挑戦を続けています。

左官工事

左官は下地から装飾までをつかさどる重要な仕事で、建物の壁や床、土塀などを、こてを使って仕上げます。セメントモルタル塗りから土壁、漆喰壁、玉石洗い出しなど、専門技術を駆使して丁寧に仕上げます。戸建住宅や城郭、寺社などの伝統的建造物から、ビルやマンション、大型商業施設まで幅広い建造物を対象としています。
近年は、漆喰や珪藻土などの天然自然素材を使用した壁が見直されています。また、手業による緻密な仕上げや味わい深さなど、左官の素晴らしさが再認識されています。特に「和モダン」と呼ばれる、和洋折衷スタイルを併せ持つ建築には、多彩な左官技術が多く使われています。

吹付塗装工事

建築物の内外壁や天井の表面に造形的なテクスチャー・パターンを与えると同時に、着色・つや出しを行うため、主として吹付、こて、ローラー塗り、またはけ塗り工法により施工します。美装と保護に効果があり、厚膜による造形的なテクスチャーをもっていることが一般塗料との相違です。耐候性、変退色性、付着性、屈曲性、耐衝撃性などの存続機能のほかに、防水性、遮音性、吸音性、防露性、透水性、耐水性、遮熱性、透湿性（呼吸性）などの遮断機能を有します。

合成樹脂塗床工事

建物の内外問わず、床面に塗材を塗布して仕上げ面を構成します。床面は人や車両などが通行する水平面および傾斜面を指し、床面に追随する立上がり面もその一部です。工場や倉庫、駐車場などで車やフォークリフトが走りやすい凹凸のない平らな床、通路と作業場などの区分けなどに活用されています。食品工場やクリーンルームなどでは、耐薬品性、ホコリの発生防止や清掃しやすい継ぎ目のない塗床が求められます。耐熱性や導伝性など現場に合わせた材料の選定と工法で品質と美観を両立します。

リフォーム工事

建築物を将来にわたって守り修復します。当社の歴史的建造物の修復実績は日本一と自負しています。古来の工法の伝承や材料の選定等、困難を極めますが、蓄積したノウハウと現代の新しい考え方を応用して対応します。一方、現代の建物は構造は強固ですが耐久性は昔の建物より劣ることがあります。特に鉄筋の錆びや腐食によってコンクリート造の建物は傷みます。劣化したモルタルをサンダーで削り、鉄筋に防錆塗装を施してから補修するリフリート工法などで、見栄えだけでなく科学的に建物を守ります。